バーチャルウォーター

バーチャルウォーターとは?

 

日本は、たくさんの食料を海外から輸入しています。

 

 ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏によると、食料を輸入している国(消費国)で、もしも、その輸入した食料を自分国で生産するとしたら?、その食料品を作るのに、どのくらいの水の量が必要かを推定したものです。

 

 例えば、牛肉1kgを生産するには、その約20,000倍もの水が必要です。

 

牛は、たくさんのとうもろこしを食べて育ちます。牛が食べる1kgのトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800リットルの水が必要なのです。

 

 

 つまり、日本は海外から食料を輸入することによって、その生産に必要な水を使わないで済んでいるのです。

 

言い換えれば、食料の輸入は、形を変えて水を輸入していることと考えることができます。

 

参考 https://www.env.go.jp/water/virtual_water/