水でできている人間のカラダ

photo credit: Water Drop via photopin (license)

人間の体の約60~65パーセント

は水でできています。

 

人間の体はほとんどが水でできています。

 


性別や年齢で差はありますが、赤ちゃんは体重の約90パーセント、

生まれたばかりの新生児では約75パーセント、子どもでは約70パーセント、老人では50~55パーセントの体を水が占めているのです。

赤ちゃんだとこの数字はさらに高く、体重の80%以上が水と言われています。

人間のカラダは細胞で出来ていて、目に見えないほど小さい細胞の中で、水分は絶え間なく休まず動きまわり、生命を支えています。


細胞の種類によっても異なりますが、ある細胞などは全体の70%が水のものもあります。
細胞膜という膜のなかの水の中にタンパク質、核酸、糖質などが浮かんでいるのです。


これは人間に限ったことではなく、生物体は一見固体のように見えますが、ほとんどが「液体」「水」なのです。

人間の血液の90%は水分、人の脳も80%は水。
ものを見るための目の網膜も92%は水で、人は水に写してものを見ていることになります。

 

トマトの水分は90%、リンゴは85%、魚は75%、クラゲなどにいたっては96%までが水でできている生き物です。


水でできている人間にとって、良い水を取る事が大事なことなのです

人間の体にとって水を飲むことは非常に大切なことです。

良い水を選ぶことは、水分を吸収する体に優しく、体をいたわることなのです。

おいしい水って?

おいしい水???

水って味があるの?


水って味があるの?

よく聞かれる言葉ですよね

 

水=H2Oと学校で習いました。

H2Oの水って無味無臭なのです。

 

沸騰した水、蒸留水はミネラル成分などをほとんど含んでいません。


不純物をまったく含まない「水」は、まったく味がしません。

 


photo credit: H20 via photopin (license)

では?水の味って?

 

雨水が地上に降った後は土に吸収されます。

土の中のいろいろな地質層や岩石層のに浸み込んでいきます。

水はその間にいろいろなミネラル成分と言われるカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどを溶かし込みます。


水の味は天然のミネラル分なのです。

 

人間の感じる感覚の中に水のどごしがあります。


のどごしは、水の硬さが関係します。

硬い水や、やわらかい水があります。


やわらかい水は軟水

硬い水は硬水と言われています。

 

この硬水、軟水は水に含まれているミネラル成分(カルシウム、ナトリウム、カリウムなど)によって分けられます。


1リットル中100mg以下が軟水、200mg以上が硬水とされています。

 

日本の水の場合はほとんどが100mg以下の軟水です。

ヨーロッパの水のほとんどが硬水です。


この硬度は水の味を決める大きな要素の一つです。

 

それでは日本人が「おいしい!」と感じる水はどんな水でしょうか。

 

おいしい水ってどんな水?

 

 おいしさを感じる条件は、味だけではありません。「におい」もおいしさを左右する大きな要素です。また、天候や温度など、水を飲むときの条件も、おいしさの感じ方に影響を与えます。
 では、「おいしい水」とはどのような水なのでしょう?
 この問いに答えるべく、昭和59年に「おいしい水研究会」が設立されました。

おいしい水研究会

 「おいしい水研究会」は、日本の水道水のおいしさの現状とその背景などについて調査を行うとともに、おいしい水の水質要件などを検討するため、厚生省(当時)が設立しました。
 この研究会は、当時の国立公衆衛生院(現在の国立保健医療科学院)の院長だった鈴木武夫氏を座長とし、大学教授や水道関係者などのほか、大山のぶ代さんなど著名人もメンバーとして参加していました。

おいしい水の水質要件

 おいしい水研究会が示したおいしい水の水質要件と、東京都における水質検査結果は以下のとおりです。

水質項目 数値 平成23年度の
水質検査結果(平均値)
蒸発残留物
30~200ミリグラムパーリットル
140ミリグラムパーリットル
硬度
10~100ミリグラムパーリットル
66.4ミリグラムパーリットル
遊離炭酸
3~30ミリグラムパーリットル
2.7ミリグラムパーリットル
過マンガン酸カリウム消費量
3ミリグラムパーリットル以下
0.9ミリグラムパーリットル
臭気強度
3以下
1
残留塩素
0.4ミリグラムパーリットル以下
0.5ミリグラムパーリットル
水温
最高20℃以下
16.5℃

注)主要浄水場出口での年間平均値(浄水場ごとの年間配水量で重み付けして
平均値を算出した。)ただし、残留塩素と水温は、区部給水栓47地点の平均値。

水質項目についての説明

蒸発残留物
水が蒸発した後に残る物質で、成分は主にミネラル分。多く含まれると苦みや渋みなどを感じるが、適度に含まれると、こくのあるまろやかな味がする。
 
硬度
主なミネラル分である、カルシウム及びマグネシウムの含有量を表す。おいしい水の条件としては、硬度成分が適度に含まれることが必要である。硬度の低い水は「軟水」といい、味にくせがない。一方、硬度の高い水は「硬水」といい、しつこい味を感じるほか、人によって好き嫌いが分かれることが多い。
 
遊離炭酸
水に溶けている炭酸ガスのことで、水にさわやかさを与える一方、多すぎると刺激が強くなってまろやかさが失われる。
 
過マンガン酸カリウム消費量
水に含まれる有機物の指標。多く含まれると渋みを感じる。
 
臭気度(臭気強度)
水についているにおいの強さを表す(においの種類は関係ない)。カビ臭や藻臭など、水に不快なにおいが付いていると、まずく感じる。
 
残留塩素
水道水中に残留している、消毒用の塩素のこと。衛生上、水道水は塩素が0.1mg/L以上残留していなければならないが、残留塩素の濃度が高すぎると、いわゆる「カルキ臭」の原因となる。
 
水温
冷たい水は、生理的においしいと感じる。また、水を冷やすとカルキ臭などのにおいが気にならなくなるため、水をおいしく飲むことができる。
 

(参考:おいしい水研究会「おいしい水について」 水道協会雑誌第54巻第5号(1985))

 



「軟水」と「硬水」の違いは?

日本の水は「軟水」で、北米・ヨーロッパの水は「硬水」とされています。

WHOでは、硬度120mg以下を「軟水」、それ以上を「硬水」と呼びます。

日本の軟水は口当たりの良いまろやかな飲み心地があるのが特徴です。


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